CircuitStudio による設計の分業
回路設計者自身が基板設計を行うことのメリットは大きく多くの回路設計エンジニアがプロテルの統合ツールを使って自前で基板を設計しています。しかし、全ての基板を自前設計することは回路設計負担があまりにも大きく、専門の基板設計者との間で分業が行われているのが現状です。
ここではこの分業を効率的に行うため、4月に販売が開始されたCircuitStudio 2004 を取り上げ、そのコンセプトと運用例を紹介します。
分業モデルと CircuitStudio 2004
[ 分業モデル/分業の現実とCircuitStudio 2004 ]
回路設計者とって自前で基板を設計することのメリットを一言で言うと、基板設計者に仕様や設計意図を伝える必要がなく、思ったとおりに基板が作れるということです。このため多くの回路設計者が基板の自前設計に取り組んでいます。しかし現実には、回路設計者の持ち工数は限られているため、比較的簡単な基板のみ自前で設計し、複雑な基板は基板設計の専門家に委託するという形での分業が行われています。これは並列分業というべき分業の形態です。
一方、以前から試みられているものとして、基板の部品配置までを回路設計者が行い、後の配線や仕上げを基板設計の専門家に任せるという、直列分業の形態があります。この方法は設計仕様/意図の伝達が容易で、回路設計者の負担も少ないため、分業の理想的な形態であるといえます。しかしこの用途に合ったCADツールが少なく、またデータの互換性を確保することが難しいため、あまりうまくいっていないのが現実です。
このような直列分業の実現には、以下のような能力を備えたCADツールが回路設計者に必要であり、この要求を満たすCADツールとして、CircuitStudio 2004 が製品化されました。
・ 豊富な機能を備え汎用性の高い回路図エディタ
・ PCB の配置とそれ以前の工程を処理するための全機能
・ PCB 設計ツールとの完全なデータ互換
・ PCB デザインルールの精密な設定
・ PCB 設計結果を確認するためのビューワ
[ CircuitStudio 2004 のおすすめ ]
まさにCircuitStudio 2004は、直列分業を実現するために製品化されたCADツールであり、これに必要な機能を全て備えています。しかも、CircuitStudio 2004は単品の回路図エディタ並の260,400円(税込み)という手頃な価格です。たったこれだけの出費で、プロテルのPCBツールを使用している基板設計者との間で設計の効率的な分業が可能になります。
また分業を行わない場合でも、(単品の回路図エディタではなくCircuitStudio 2004を導入するメリット大きいといえます。CircuitStudio 2004を使うとPCBデータの確認と管理が可能になるほか、VHDL/混在回路シミュレーションなどの機能が豊富なため、必要に応じて応用の範囲を広げることができます。
まさにCircuitStudio 2004は「これがあるのに単品の回路図エディタをほしがるヤツの気が知れない」という思いを抱かせる製品です。
CircuitStudio 2004は回路設計者にとって理想のツールであると言えますが、それだけではありません。設計の分業という観点から見ると、ネットワークライセンスをうまく利用すること重要です。CircuitStudio 2004とProtel 2004 およびこれらのファミリーであるNexar 2004やCAMtastic 2004にはネットワークライセンス版が用意されています。このため業務の形態と規模に応じて、ツールの種類と数を過不足なく導入し、効率的に運用することができます。
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メリット
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デメリット
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コスト
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設計代金の支払いが不要
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社内の人件費が増加
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納期
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社内工数に余裕がある場合
には、期間の短縮が可能
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社内工数の増加が、プロジェクト
の進行を妨げる場合がある
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技術
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設計意図の反映が容易
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複雑な基板に対して、設計技術
が不足する場合がある
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品質
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社内工程のため、品質管理
や突発的な品質問題の
解決が容易になる
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CAM知識の不足が、品質低下
の原因になる場合がある
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部品
基板外形
部品
基板外形
部品
基板外形
配置
配置
配置
CAM
仕上げ
仕上げ
CAM
仕上げ
配線
配線
配線
CAM