- 2005年6月23日 15:03
- Altium Designerの機能/用法
Protel 99 SE では、処理対象のオブジェクトを特定する方法として、フォーカスとセレクトの2種類がありました。この2つは、それぞれ使用できるコマンドが異なっており、例えば Copy and Paste ではセレクト、Delete キーによる消去ではフォーカスというように使い分けることが必要でした。しかし、Protel /Altium Designer では、この 2 種類がひとつにまとめられて、セレクトだけになっています。
煩雑さの解消だけでなくWindows スタンダードとの整合性のうえでも、セレクトに統一されることはごく当然のことであり、これは Altium Designer が正常に進化したことのあかしであるといえます。
しかし一方、PCBエディタではこれにより、多少不便な面も発生しています。以前のProtel 99 SE では、マウスで配線をクリックしたとき、即座にトラックがフォーカスされネット全体がハイライトしました。しかし、Altium Designer ではこのフォーカスがセレクトに置き換えられ、一部のセグメントにハンドルが発生するだけで、ネット全体はハイライトしなくなりました。このため、即座に配線経路全体を確認することができず少々不便です。
Protel 99 SE のフォーカスによるネットのハイライト

そこでこれを補うため、Altium Designer には新たに、ネットのハイライト機能が設けられています。
ネットをハイライトさせるには、[ ctrl ] キーを押しながらマウスで配線をクリックします。そうすると、この配線(同一ネットの部分)以外の部分がマスクされ、結果的にネット全体のハイライトと同じ効果を得ることができます。
Altium Designer のハイライト機能

Altium Designer では、Protel 99 SE の有用な機能が、別の機能に置き換えられている部分が多々あります。このネットのハイライト機能もそのようなもののひとつであり、見逃さないように注意することが必要です。
- Newer: Pin Direction の表示
- Older: 賢くなったワイヤー